東京圏は一九八〇年から数年間は人口の流入が激しくなって、その後のバブル崩壊以降は、次第に少なくなっている。逆に、地方圏の場合には、東京圏とはまったく異なる動きを示していて、八〇年からの数年間は、地方圈から東京圏へと人口の移動が生まれている。九〇年のバブル崩壊直後は、数年間、地方圏への流入が続いた。しかし、九五年頃から、東京圈への人口流入が再び始まり、逆に地方圏は流出が激しくなっていた。これらの一連の動きは、人々が「職場」を求めて動いていることを示す。地方の人たち、特に若者が仕事を求めて東京圈に流入しているのだ。しかし、二〇〇七年以降は、東京圏でも雇用環境が悪化し、失業者も出て、東京への一極集中現象は続いてはいるものの、従来ほどではなくなってきている。個別の現象としては、不況による所得低下が続き、地方から親元を離れて東京の大学へ進学する人が減少していることもよく耳にする。学費に加えて、住居費、生活費などの仕送り負担に耐えきれない家庭が増えているためと考えられ、世相を反映している。
(参考情報)
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